休日の子どもとのお出かけ先として、皆さんはどこにいかれていますか?

週末子どもと1日お家にいるのは難しいけど、キッズパークに毎週は高くて行けない…。
子どもと迎える毎週末、こんなお悩みも出てきますよね…。
我が家も、最高気温10℃を切る日は、室内の遊び場に行くことが多いのですが、毎週お金がかかるのも大変…。と悩んでいました。
そんな時におすすめなのが、「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」です!
先週末3歳の娘と実際に行ってきたので、その様子をご紹介します。

「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」とは
大手総合商社伊藤忠商事株式会社が、「ビジネスに限定せず、世の中のあらゆるSDGsに関する情報を発信していく場所をつくろう」ということで、2021年4月に「ITOCHU SDGs STUDIO」という施設を開設。
伊藤忠商事のビジネスに関わる方だけではなく、「すべての方が“自分ごと化”できるSDGsに出会っていただくきっかけをつくろう」という思いでつくられた施設です。
「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」は、さらに「次世代を担う子どもたちに向けての施設をつくりたい」という思いから、東京・青山に2022年7月にオープンしました。
場所は、外苑駅前からすぐの伊藤忠商事本社の横にあり、青山通りに面した赤レンガの建物「ITOCHU SDGs STUDIO」の2階に「伊藤忠 SDGs STUDIO キッズパーク」はあります。
- 監修に「ボーネルンド」が入っている
遊び場の企画制作協力パートナーには、知育玩具で有名な「ボーネルンド」が監修として入っているので、安心安全に遊ぶことができます。 - 子どもたちが遊びながらSDGsを学べる
子どもたちが遊びながら、楽しく子どもたちがSDGsの考え方・ヒントに出会える遊び場です。 - 入場無料へのこだわり
驚きなのが、入場無料としているところです!
これは、SDGsの施設なので、SDGsの原則にある「誰一人取り残さない」という思いから、無料であることを大切にしているそうです。

SDGsをテーマにした4つのエリア
施設の中には、SDGsをテーマにした4つのエリアがあります。
それぞれのエリアには、子どもたちが楽しみながら学ぶためのおもちゃや遊具があります。
各エリアをそれぞれ見ていきましょう。
ヒラメキオーシャン
子どもたちがさまざまなブロックを自由に組み合わせてつくった「海の生きもの」を機械でスキャンすると、プラスチックゴミが漂う海が映し出されたスクリーンに浮いていたプラスチックゴミが一つ消えて、きれいになった海へ生きものが泳ぎ出す体験ができるデジタルコンテンツ。


子どもたちのヒラメキと創造力が、海をキレイにするだけでなく、海で暮らすさまざまな生きものたちへ豊かさを与えていきます。
子どもたちは、ゴミ拾いをはじめとした自分たちのアクションが、多様な命が宿る海の保全に繋がることを学べぶことができます。
ゴミが減れば減るほど生き物が増えるということを目で見て感じることができるので、まずは考え方・アイデアに出会うことを目指しているそうです。

子どももパパや自分がつくった生き物がつくったものが映像に映し出されるので、それがおもしろくて喜んでいました◎
スキャンした生き物は、歩き方などの動きを選ぶことができるので、それも楽しんでいました。

キコエルフォレスト
さまざまな動物たちがシルエットで描かれた壁に近づき、足跡のマークの上に立つと、その動物たちの鳴き声が自分だけに聞こえてくる不思議な森。
動物たちの声に耳をすまし、何の動物かを思い浮かべてみると、鳴き声を聞いたことがない動物が多いことに気づくことができます。
さらに、多種多様な動物たちが共存する自然豊かな森の楽しさを体験し、動物たちを大切にする気持ちを育ててくれます。
ほかにも動物の形をした木製のおもちゃやボールを転がすスロープトイなどがありました。

私たちが行った日には、動物の声が聞こえるシステムが故障中で体験できなかったのですが、ボールを転がすおもちゃで特に遊んで楽しんでいました◎

ステナイアトリエ
キャップやビニール手袋、LANケーブルなど、通常であれば「本来捨てられるはず」の廃材で、文字や絵をつくるアート体験(工作)ができます。
さまざまな色や形を組み合わせて、文字や絵、立体などで「大切にしたい・好きなモノやコト」を表現することができます。
子どもたちの自由なアイデアで、捨てられるはずだった廃材にも無限の可能性と、身の回りで“ステナイ”アイデアを活かせる場面があることに気づくきっかけを提供しています。
工作で使ったように、おうちに帰ってからも「これは捨てないで何かに使えそうだな。」と思ってもらうことを狙いとしています。

※作品の持ち帰りはできないそうです。

私たちが伺ったときは、小さい子が多かったので、あまり利用されていませんでしたが、ときどきここでワークショップなども開催されているようです。
※スケジュールは、公式HPをご参考ください。

ナナイロスカイ
7色のボールでできた大きなプールや、壁に備え付けられた色分けされたカゴにボールを投げ入れて、みんなで虹をつくることができます。
パイプ下の栓をすると、一気に溜まって虹をつくれたり、栓を取ると、パイプをつたって下のボールプールに一気にボールが出てきたり、さまざまな遊びができます。
「分別することで、いい未来になること」を楽しく体験し、分別の大切さや、協力することの楽しさに対する気づきを与えています。

ボールプール自体もかなり大きいので、広々と遊ぶことができます!
私たちが伺った日は、公式HPにあった白い雲のようなトランポリンはありませんでした。

ボールプールの横には、窓ガラスにお絵かきができるスペースもありました!

Books&Toys
SDGsの考え方に通ずる絵本やおもちゃが用意されていて、多様なテーマのSDGsを親子で楽しみながら学ぶことができます。


おもちゃは、ボーネルンドの車などのおもちゃや、キッチンのおままごとセットがあったり、木製パズルなどもありました。

3歳の娘は、パズルにハマっているので、木製のパズルでよく遊んでいました。

絵本も、英語の本やSDGsに関する本がありました。

Baby Space
乳幼児向けのプレイスペースも完備されています。

隣には、授乳室やおむつ替えのスペースも併設されています。



トイレの場所
トイレは一旦施設外へ出る必要がありますが、出入口を出てすぐのところにあります。
距離は近いのですが、靴を履いて出る必要があるので、トイトレ中のお子さんは少しだけ早めに行動した方がいいかもしれません。
利用までの流れ
敷地内に入り、エレベーター・階段で2階へ行くとすぐに入口があり、ベビーカーは、入口に入って右手側に置くことができます。
まずは予約時間に合わせて入館し、窓口で予約した旨を伝えます。
注意事項などを確認した後、入館番号カードを渡されるので保護者1名が首に提げておけばOKです。
利用ルールについてもそれぞれ見ていきましょう。
靴は脱いでから遊ぶ
土足禁止なため、館内の玄関で靴を脱いで下駄箱に入れてから遊びます。
荷物用ロッカーもある
無料の鍵付きロッカーが用意されており、貴重品や荷物も安全に保管できます。
ちなみにロッカーは、受付や遊び場から目の届く場所にあるので安心です。
また、鍵はダイヤル式で何度でも開け閉めできるので、必要なものがあれば気軽に取り出せるようになっています。
その横には、コートを掛ける場所も用意されています。

子連れのおでかけは何かと大荷物になりがちなので、ロッカーに荷物を預けて身軽に遊べるのは嬉しいですよね!
しかも無料で何回でも出し入れできるのでありがたい…。

滞在時間の制限は一応ある
入館時に、受付で混雑時は2時間ほどの時間制限になるかもという旨を伝えられました。

受付のスタッフさんにも、あまり入場制限になることはないのですが、とは言われました!
私たちが伺ったときは、土日だったのですが、10時入館時はかなり空いていて、11時を過ぎた頃から込みだしたように感じましたが、私たちが利用している時間では、制限がかかることはありませんでした。
アクセス方法
住所は、東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden 2F 。
電車で行く場合
- 東京メトロ 銀座線『外苑前』駅 出口 4a より 徒歩2分
- 東京メトロ 銀座線・半蔵門線・都営地下鉄 大江戸線『青山一丁目』駅 出口 1(北青山方面) より徒歩5分

私たちは、外苑駅前から行ったのですが、広い歩道を歩いてすぐなので、ベビーカーでも歩きやすかったです。
入口だけわかりにくかったので、施設についたらまず、エレベーターを探すと良いと思います!
車で行く場合
伊藤忠キッズパーク専用の駐車場や駐輪場はありませんが、伊藤忠の敷地内に「伊藤忠ガーデン駐車場」があります。
料金は以下の通りで、72台まで駐車できます。
営業時間 | 夜間留置き可 入庫可能時間(08:00~23:00) 出庫可能時間(08:00~23:00) |
---|---|
利用料金 | 全日 08:00~23:00 15分 300円 当日最大料金2,000円 全日 23:00~08:00 1時間 100円 |
収容台数 | 63台 |
車両制限 | 高さ2m、幅1.9m、長さ4.8m、重量2.5t、最低地上高15cm |
駐車場形態 | 平地・自走 有人 |
支払方法 | 現金・千円札・五千円札・一万円札使用可 領収書発行可 |
予約方法
「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」公式ホームページから予約を行います。
予約の注意点は以下の通りです。
- 毎月15日 9:00に翌月末までの予約枠がオープン
- 15分刻みの受付時間を指定して予約
- 予約時間を過ぎるとキャンセル扱いに
- 事前連絡なくキャンセルした場合、次回以降の入館を断られる場合がある
- 利用時間の制限はなし(混雑時は2時間制)
- 大人1名様あたり、お子様(小学校3年生以下)3名様まで
- 予約人数は大人・子どもの合計人数を入力する
- 事前連絡なくキャンセルした場合は次回以降の入館を断われる場合がある

私たちは、前日に予約枠を見て埋まってしまっていたので、一度諦めたのですが、当日朝にたまたまキャンセルが出たのか、空きがあったため、行くことができました!
まとめ
この記事では人気の「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」についてご紹介しました。
3歳3ヶ月の娘を連れて1時間ほど滞在しましたが、新しく清潔で、学びのヒントを得ながら過ごせる素敵な遊び場でした。

我が子は、1時間過ぎたあたりから、少し空き出した感じもありつつ、まだ遊びたい!とも行っていたので、恐らく1~2時間くらいがちょうど良いのかなと思いました。
私が訪れた土曜日の午前中の時間は、少し大きい子もちらほらいましたが、1歳前後のお子さんのほうが多い印象でした。
事前予約制のため予約はしなければいけない一手間はありますが、東京のど真ん中で、無料・実質制限時間なしなのは本当にすごい!
明治神宮・表参道・外苑前周辺は、子どもが遊べる広々としたスペースが少ないので、その周辺に行くときはまた利用したいなと思いました◎
ぜひ外苑前周辺に行かれた際には、事前予約をされた上で、足を運んでみてはいかがでしょうか?

よかったところ
- とにかく無料!(都内では珍しい)
- 0歳児向けエリアもあり、月齢が離れた子どもを連れていても楽しめそう
- 新しい施設のため綺麗で清潔感がある
- 時間制限なし(混雑時を除く)
- コート掛けがある
- 出し入れ自由の無料ロッカーがある
- 施設がワンフロアなので子どもがどこにいるかすぐ確認できる
- 0~2歳程度の子にはちょうどいい広さ
- 都心へのおでかけついでに子どもも遊ばせられる
- 予約制だからか、そこまで混み合わない
気になったところ
- 予約が必須
- 外苑前駅付近には子連れで入れる飲食店等は少ない
- 広い遊び場ではないので、長時間いると飽きる
【概要:ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK】
営業時間:09:30〜17:30(最終入場 17:00)
休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合、翌営業日が休館)
場所:東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden 2F
アクセス:東京メトロ 銀座線『外苑前』駅 出口 4a より 徒歩2分
東京メトロ 銀座線・半蔵門線・都営地下鉄 大江戸線『青山一丁目』駅 出口 1(北青山方面) より徒歩5分
お車でお越しの場合は伊藤忠ガーデン駐車場ほか近隣の駐車場をご利用ください
入場料:無料(事前予約制)
対象年齢:乳幼児~小学校低学年向け(小学校高学年も入場可)
公式HP:https://www.itochu.co.jp/ja/kidspark/
※付き添いは大人1名につき子ども3名(小学校4年生以上は含まない)まで
※館内は指定スペースでのみ飲食可能(ただし食事は離乳食のみ)