みなさんは、おしゃれなまちに子どもとお出かけをする際に、どこでランチを食べようか迷って、結局いつものチェーン店にしてしまったなんてことはありませんか?
私も、よく子どもと一緒にお出かけしている時、特に初めてのエリアに行くときは、ついつい入ったことのあるチェーン店に入りがちです。
実は外苑前に、子連れフレンドリーでかつ、SDGsについて学ぶことのできるレストランがあります。
先日、「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」を訪れた際に、ランチで同じ施設内の地下にあるレストラン「星のキッチン」へ3歳の娘を連れて伺いました。
おいしくて、かつ楽しい食体験を通じて気軽にSDGsについて体感できる素敵なレストランだったので、今回は、その「星のキッチン」について、詳しく解説します。
「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」については、以下の記事で詳しく解説しました。
気になる方は、こちらを参考にしてください。
»SDGsを遊びながら学べるキッズパーク「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」に行ってきました!
SDGsへの固定観念を変え、サステナブルな食文化を広げるレストラン「星のキッチン」
「ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT 星のキッチン」は、伊藤忠本社の敷地内にあり、2021年4月に、SDGsを身近に感じてもらうための情報発信・体験の場としてオープンした「ITOCHU SDGs STUDIO」の地下1階にオープンしました。
ときどき、サステナブルな食材・料理を見かけることがありますが、値段が高かったり、「敷居が高い」という印象を持たれることも少なくないのではないでしょうか。
「ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT 星のキッチン」は、そのような固定観念を変化させ、未来に向けたサステナブルな食文化を広げるため、日本で洋食の普及を加速させたファミリーレストランをお手本につくられています。
子どもから大人まで親しみやすい定番メニューが用意し、どんな方でも気軽に入ることができるカジュアルで洗練された空間を提供することで、おいしく、楽しく、気軽に、サステナブルな食体験ができるようにしているのです。
SDGsを体感できるメニュー
「ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT 星のキッチン」では、有機農法・地産地消・フェアトレード・アニマルウェルフェア(家畜のストレスを減らすこと)などを意識した、サステナブルな食材にこだわり、メニューに取り入れられています。

実際のメニューには、ソイミートやソイチーズ、規格外のバナナ、放牧牛など、身体や地球環境、社会への負荷低減に配慮した食材をふんだんに使用されていました!
テーブルウェア
店内で使われている食器は、中古の業務用食器をリユースしたものを中心に使用。
中古品でも、しっかりとセレクトし、新たなデザインを施すことで価値を見出すことで、環境負荷低減に繋げています。
インテリア
床は、床材としてつくられたものではなく、使い古した工事現場用の板を再利用。
店内には、汚れや傷、釘やペンキの跡が残り、新品の建材にはない良さが残っていて、木のぬくもりを感じることができ、店内テーブル席は、4~5名掛けのボックス席や店外のテラス席が用意されていて、ベンチではテイクアウトメニューを楽しむことができます。

実際にお客さんとして来店した身としては、食器もインテリアも再利用されたものと感じられないほど、自然でした!
ユニフォーム
使わなくなった服の回収を行い、自社工場の独自技術で服の原料に再生。
ブランド「BRING」社のドライコットンシャツをユニフォームに採用し、再び服にまで何度も循環させるサーキュラーエコノミーを社会に実装しています。
ハーブガーデン
リサイクルペットボトルと、天然素材からつくられた不織布製の植木鉢“Root Pouch”を採用。
バルコニーガーデンやルーフトップガーデンにも最適な植物と、地球に優しい植木鉢で、ハーブガーデンを展開しています。
フードロス
レストランから出た廃食用油をハンドソープに再資源化したり、食品廃棄物を微生物の働き(メタン発酵)でバイオガスにリサイクルし発電の燃料として活用するなど、有機廃棄物のリサイクルにも取り組んでいます。
GOODS GALLERY
サステナブルな食の世界を広げるギャラリースペースが、レストランの壁面に展開されています。
サステナブルな食品やキッチン雑貨など、好きなものを見つけたらQRコードからそのままオンラインで購入が可能です。
注文したメニュー
どろ豚ベーコンとオーガニックトマトのアマトリチャーナ
有機スパゲッティや、有機オリーブオイル・有機トマト・放牧のどろ豚*・国産チーズが使われていて、有機トマトのうまみがたっぷり感じることができます。
*「どろ豚」とは、北海道の広大な大地でのびのびと放牧飼育されたオリジナルの放牧豚です。
名前の由来は、どろんこ遊びが大好きで、その土には、大切な栄養源となるビタミンとミネラルが含まれていて、その天然の土を食べることで、豚特有の臭みを大幅に抑え「肉質」と「味」を変えていることからきています。

全粒粉とソイミルクのふんわりパンケーキ 季節のフルーツ添え
平飼い卵とソイミルク・オーガニック小麦粉・さらにはバターの代わりにソイクリームバターを使用した、サステナブルで、ふんわり食感も実現したパンケーキ。
季節のフルーツを惜しみなく使用しているため、子どもから大人まで楽しめる一品!

子連れに嬉しいポイント
離乳食は無料で提供!素敵なキッズメニューもあり◎
子連れにも嬉しいキッズメニューや、オーガニックなドリンクもありました◎
小さなお子さんには、離乳食を無料で提供されています!


レジには、持ち帰ることができるドリンクなども売っていました!

子ども用のカトラリー
ベビーチェアや、ベビーカー置き場、さらには、体幹の弱い乳幼児が安心して座れるベビーチェアも用意されています。
食事が提供される前に、子ども用のカトラリーを用意していただきました。

お水はセルフサービスでしたが、席から近くに設置されていて、席の間隔も広いので、不便には感じませんでした◎

クレヨンや塗り絵が用意されている
「GOODS GALLERY」のそばに、絵本とぬりえ・クレヨンが置かれていて、自由に使うことができます。

ベビーカーのまま入店可能
店内は、席の間隔もゆとりのあるテーブル配置がなされていて、広々としているので、ベビーカーでも移動しやすいつくりになっています。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」内にある、「星のキッチン」についてご紹介しました。
老若男女問わずどなたでも、安心して食事ができる場所で、食べながらSDGsを体感できる素敵なレストランでした◎
「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」や、外苑前に行かれた際には、訪れてみてはいかがでしょうか。
【店舗情報:ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT 星のキッチン】
住所:東京都港区北青山2-3-1(伊藤忠商事 東京本社敷地内 Itochu Garden B1F)
営業時間:11:00-21:00(ラストオーダー:20:30)
定休日:月曜(月曜日が休日の場合、翌営業日が休業)
TEL: 03-6434-0180
公式サイト:https://www.itochu.co.jp/ja/hoshinokitchen/
公式Instagram:@itochusdgsstudio_kitchen
店舗情報・予約:食べログ・オズモール